サーマルカメラ

感染症を水際で抑えるために、色々な場所で体温検知システムを導入する動きが加速しています。体温検知システムを導入することで、発熱者をいち早く発見し適切な対応をすることで感染拡大を抑えることが期待されます。駅の改札や商業施設やオフィスなど、大勢の人が往来する場所の入り口と出口に体温検知システムを設置することで最大の効果を発揮できます。体温検知システムは、顔認証することで体温を検知することができます。顔認証にすることで、一度に大勢の人の体温を同時に検知することができます。また、素早く検知させることで、人の滞留・渋滞を最小化させることが可能です。さらに誰とも接触せずに体温を検知することができるので、感染機会を大きく減らすことに貢献します。現在様々なメーカーで体温検知システムを開発していますが、広範囲で安定した検温ができるなど性能を高めています。このように、ますます注目を集めている体温検知システムですが、導入するにあたり注意しなければならないこともいくつか存在します。まずは検知の誤差です。メーカーにより異なりますが、特に電源投入直後は誤差が大きいといわれています。そのため、電源を入れた後はある程度の予備時間を設ける必要があります。どの位の予備時間が必要かについては、各メーカーに問い合わせると良いでしょう。また、顔認証はカメラで行っているため、逆光時には顔検出の精度が下がります。そのため、逆光の影響を受けづらい屋内に設置することが肝心です。また通行する人に対して、額をカメラに向けてもらうような誘導をすることが必要になります。具体的にはカメラに顔を向けてもらったり、脱帽してもらったりするなどしてもらうことになるでしょう。もし検出者が出た場合、その人に対して改めて医療用の体温計で測定をしてもらうことになります。このように体温検知システムを導入するときは様々な注意点があるので、適切な設置場所はどこになるかなど、事前に決めておく必要があります。